2024年は退任2年目。まる1年個人事業主としての収入しかなくなって初めての年になる。2023年の6月末をもって零細企業の役員を退任して、その後は個人事業主となって収入は激減したもののやはり2023年の年収はそれなりにあって、2024年の住民税や社会保険負担は非常に重く、投資収入を勘案しない個人事業主収入と生活費等支出の収支は大きな赤字となった。
したがって年初の保守的な見込みでは総資産を減らす年になるのも致し方ないと想定していた。だが上記のグラフの通り、年初の見込みは良い意味で外れ、2020年の1月を100%として、一昨年は174%、2025年は195.6%と実に前年から20ポイント以上総資産を増やす結果になった。
一点目の要因は大赤字になった収支も配当金・分配金を収入に含めるとほぼトントンになっており、大きかった税金社会保険負担を賄ってくれていたこと。もう一点は投資環境が非常に良く、誰でも普通に資産を大きくできる年だったこと。投資環境が悪くなったときには前者が効いてくるので、こうしたバランスは重視していきたい。
下記グラフは2020年1月を100とした場合の月別推移だ。このグラフから夏場に株式が調整した時の落ち幅が意外に大きかったこと。この5年間を振り返っても一番大きかったことがわかる。さらに主力の保有株式が年末にかけて落ち幅の半分も戻さなかったのにも関わらず年末にはなんとか総資産で最高値を更新できたことには正直、自分でも驚いた。少しずつポートフォリオを微調整した結果かもしれない。オルカン等の投資派からはだから余計なことせず指数投資すればいいんじゃない?との声も聞こえてきそうだが、自分としては世界同時株安や10年単位の下げ相場に備えて、ポートフォリオの柔軟性を維持するトレーニングだと思ってる。長い下げ相場で塩漬けに耐えるなんて性に合わないのだ。
2025年は更に個人事業主売上も下がる予定。切れる契約もあるし仕事は増やさないつもり。だから、収支の赤字を補填できるくらい資産が増えるくらいを目標(つまり資産現状維持)にするつもりだったけど、車の買い替え期にあたっており、総資産を初めて減らす年になりそうだ。6月に60歳になるのでiDeCoも満期になる。先に退職金ももらっており、年金受給を選択するつもりだが、何年に分けて受給するのか?それに呼応して65歳からの厚生年金受給遅らせるのかもう少し思案が必要だ。